JRubyチームがSun(Oracle)を離れたこと

Sun MicrosystemsでJRubyのフルタイムの開発者として活動してた、Charles Nutter, Thomas Eneboそして、Nick Siegerの3人がSunをやめて、Ruby on Railsのホスティングを主たる業務としているEngine Yardに移るとのニュースが出ていました。

Sun’s JRuby team jumps ship to Engine Yard

OracleがSunの吸収を決めてから、JRubyについてどうするのかのはっきりした態度を示さないので、しびれを切らして見切ったようです。

おりしも、Charles Nutterが、自身のブログの中で、RubyにはJRubyが必要だ、エンタープライズの人は誰もCRubyを業務で走らせようとは思わない、といつになくMatz Rubyに対して攻撃的だったので、これは何かあるなと思っていたところでした。

JRuby’s Importance to Ruby, and eRubyCon 2009

今後はJRuby 1.4のリリースに専念するそうですが、今のテーマは、Java市民としてのJRubyだそうで、なんとHibernateがJRubyで使えるなど、JavaのフレームワークとJRubyの融合を主眼においているようです。

ところで、こうなると気になるのがMicrosoftのIronRubyチームの動向です。不景気のリストラで、ほかのDLRを使う言語とチームが合体したというニュースはだいぶ前に目にしましたが、予定されていたOSCONが終わっても当初アナウンスの1.0はおろかセッションタイトルの0.9もリリースされていません。大丈夫なのでしょうか?

Published on 2009/07/28 at 16:39 by いたさん, tags , ,

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