Ruby.NETとIronRubyの関係

オーストラリアのクイーンズ ランド 工科大学が開発している"Gardens Point Ruby.NET":http://plas.fit.qut.edu.au/Ruby.NET/ がベータ0.8となりました。

C#などの.NET Framework上の他言語との相互呼び出しを制限つきながらサポートしたようです。

ところで、MicrosoftのIronRubyについては、JRubyの開発者であるOla Bini氏が、「Microsoftの社員はオープンソースソフトウェアのコードを見ることを禁止されているため、MRI(Matz Ruby Implementation:本家Ruby)との互換性を保つのは難しいのではないか」との意見を表明しています。

There can be only one, a tale about Ruby, IronRuby, MS and whatnot

これに対してIronRubyのJohn Lam氏は、MicrosoftがGardens Point Ruby.NETのライセンスを取得したことを明らかにし、Ruby.NETのスキャナとパーサーを使えば、IronRubyでのフル実装はそれほど難しくないと反論しています。

IronRuby and Ruby.NET

それにしても、Microsoftは著作権訴訟を避けるためだそうですが、厳しいルールですね。John Lam氏たちもフラストレーションがたまりそうですね。

Published on 2007/06/06 at 16:20 by いたさん, tags , , ,

IronRuby発表

MicrosoftがカンファレンスMIXで、IronRubyの開発を公式発表しました。

RubyCLRの主要開発者で、今年からMicrosoftに入社したJohn Lam氏がブログで伝えています。

Introducing IronRuby

これまでは、守秘義務のため何もかけなかったとのことですが、IronRubyはIronPython同様、3週間に1回のリリースを目指すそうです。ライセンスはBSDライクな"Microsoft Permissive License":http://www.microsoft.com/resources/sharedsource/licensingbasics/permissivelicense.mspx だそうです。

また、Windows Presentation Foundation/Everywhere(WPF/E)と呼ばれていたリッチクライアント実行環境Silverlightでも、Python、JScriptに加えて、RubyとVBも利用可能になるそうです。

Published on 2007/05/01 at 12:26 by いたさん, tags , , , ,

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