MicrosoftのJohn Lamさんが、IronRubyのファーストリリースを発表しました。
早速ソースをダウンロードして、添付のBuild.cmdを実行すると、あっけないほど簡単にコンパイル&ビルドが完了しました。私のPentium III Mの遅いノートでも1,2分でしょうか。
irbに相当するのがrbxというコマンドなのですね。
ただのインタプリタをいじっていても面白くないので、Scott Guthrieさんのブログ記事を見て、WPF(Windows Presentation Framework)をRubyで使うサンプルを実行。
あれ?wpfがないといって怒ってる?調べてみると、"wpfはScottさんが作ったRubyのソースで、長ったらしいWPFのライブラリのrequireをまとめたもの":http://www.scottgu.com/blogposts/ironruby/wpf.zip でした。
これを同じディレクトリにコピーしてやると、おおっ!成功。起動はちょっと遅いけど、確かにRubyらしいコードでWPFが操作できます。WPFはまったくの素人ですが、モダンなUIのアプリがRubyで作成できるのはうれしいことです。
なお、IronRubyは8月末をめどにRubyForgeで公開され、ソースのコントリビュートも受け付けるとか。最初はDLRの仕様が流動的なのでライブラリだけ受付だそうですが、やがてはIronRuby自体へのコントリビュートも可能になるそうです。
John Lamさんは今週のOSCONでセッションを予定とか。これに間に合わせるためにがんばってたんですね。お疲れ様です。